当院の特徴
皮膚科専門医が診療します。
アトピー性皮膚炎、にきび、水虫、かぶれ、虫刺され、いぼをはじめとするあらゆる皮膚科疾患に対する良質の医療を提供します。
にきびの光治療など美容皮膚科にも取組んでいます。
スタッフ一同親身な対応を心がけておりますので、皮膚のトラブルでお困りの際はお気軽にご相談ください。
診療内容
保険診療
あらゆる皮膚科疾患の診療を行っています。
入院・手術が必要な場合は適宜医療機関を紹介させていただいています。
皮膚科疾患のうち、代表的なものについて当院の取り組み方を述べさせていただきます。
ニキビ
にきびに悩んでおられる方は、年々増加しているように思えます。
とくに30歳を過ぎた、にきびの患者さんが目立つようになりました。
しかし、にきび治療はここ1年でずいぶん進歩しました。
まずは、にきびの発生を予防するディフェリンゲルという外用剤の発売、そして各種光線療法の進歩などによるものです。
にきびで悩んでおられるかたは迷わず受診してください
みずむし(足白癬)
自己診断でみずむしだといってこられる患者さんは多数おられます。
しかし、実はみずむしでないことも多くあります。
逆に本人は気づいていないのにみずむしにかかっているというこもよくあります。
みずむしの治療には正確な診断が不可欠です。皮膚科医を受診して、
病変部の真菌の有無を顕微鏡で検査して正しい診断をもとに治療をしていただけたらと思います。
正しく薬を塗り続ければ、みずむしは必ず治ります。
爪のみずむし(爪白癬)
テレビコマーシャルで初めて爪みずむしの存在を知った方もいるかもしれません。
爪の色が濁っていたら爪みずむしの可能性ありです。
内服薬を約半年間程度続ければ爪水虫はまず症状が改善します。
しかし、もちろん一番大切なのは皮膚科専門医を受診して正確な診断を受けることです。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎で悩んでおられる患者さんは本当に多くなりました。
生活習慣をはじめとする様々な環境の変化がその背景にあると思います。
アトピー性皮膚炎の症状を改善して快適な生活を送れるようにするというのは皮膚科医の重要な使命と考えております。
さて、アトピー性皮膚炎の治療は2つのステージに分けて考えたいと思います。
まず第一に、今、目の前にある症状、皮疹、かゆみなどを早急に取り除くか軽減して快適な生活ができるレベルに持っていくことです。そのためには各種の外用剤、内服薬を用います。
そして第二は、症状が改善したら、いかにその状態を維持して症状の再発を防ぐかということです。
ここのところをしっかりと押さえた診療を行いたいと思っています。
手あれ(主婦湿疹)
手あれで悩んでいる方は大変多いと思います。
よく主婦にみられる主婦湿疹とも言いますが、
手をよく使う方、美容師、調理師などにもよく見られます。
これは手の使いすぎによって皮膚のバリア機能が損なわれるために生じます。
外用療法、スキンケアを根気よくドクターと患者さんの二人三脚で行って行きたいと思います。
いぼ(尋常性疣贅)
いぼはウィルスによってうつる病気です。手や足にできることが多いですが、かたくなって盛り上がってきたり、表面につぶつぶが見えたりすることもあります。足の裏にできた場合はウオノメと間違えることもありますので注意が必要です。
気づかないままに放置していると、大きくなったり数が増えたりしますので早めの治療が望ましい病気です。治療は液体窒素という非常に冷たい液体で凍らせると言う方法で行います。場所は大きさにもよりますが1回で取れることは少なく、定期的に続けて行う必要があります。
皮膚にできものができて「何かな?」と思ったらいぼの可能性もありますので早めの受診をおすすめします。
とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひは細菌によって起こる病気です。虫さされや湿疹、かき傷やケガの傷口などから細菌が皮膚に入ることによって発症します。
症状は水ぶくれやびらん(皮膚がめくれた状態)、汁が出てジュクジュクすることもありますし、黒い汚いかさぶたがついたりもします。主に夏に子供さんに良く起こる病気ですが汁の中に細菌がいるために、“飛び火”したようにうつって広がっていくのが厄介です。
治療は主に細菌を殺すために抗生剤を使用します。症状が軽い場合には塗り薬だけで良くなることもありますが、基本的には飲み薬が必要となります。また患部は塗り薬を塗ってガーゼを貼っておくのが良いでしょう。
細かい話になりますが、とひびを起こす原因の細菌としてはブドウ球菌や連鎖球菌などの種類があります。このブドウ球菌のなかにMRSAと言う耐性菌があります。以前は(今でもそうですが)院内感染などで問題になった細菌なのですが、近年では子供さんのとびひもこのMRSAが原因で起こることが増えてきました。通常の細菌では飲み薬が効くと数日で乾いてくるのですが、このMRSAではなかなか良くならず、強力な抗生剤が必要になったりするので要注意です。
とびひは重症化すると熱が出たりすることもある病気です。なるべく広がる前に治療した方が早く治りますので、“とびひかな?”と思ったらぜひ早めに皮膚科を受診してください。
じんま疹
じんま疹は皮膚が赤くなってみみずばれのように盛り上がってくる病気です。かゆみを伴うことが多いですが、かゆくないこともあります。一度出たそれぞれのじんま疹は通常数十分程度で消えることが多く、原則1日以内には消えるとされています。(逆に言うと自然に消えない皮膚のぶつぶつはまずじんま疹ではないと考えてよいでしょう。)
じんま疹の原因としては、食べ物、薬剤、運動、ストレス、熱い・寒い、感染症などがあげられます。原因がある場合にはそれを避けることが最も重要です。食べ物が疑われる場合には血液検査などで調べることもあります。ただすべてのじんま疹に原因があるわけではなく、特に長期間続く慢性じんま疹でははっきりした原因がないことがほとんどです。検査は原因がありそうな場合には有効ですが、“とりあえず血液検査でアレルギーがあるかを調べる”と言うのはあまり意味がなくおすすめできません。
治療は主に抗アレルギー剤の飲み薬で行います。症状の出方などによって飲み方を調整していきます。じんま疹が出なくなったからと言って飲むのをやめると再発しやすく、症状が出なくなっても一定期間飲み続けたほうが再発しにくいことがわかってきました。
飲み薬が処方された場合には症状がでなくなっても勝手に中止せずに医師と相談の上で決めるのが良いと思われます。