平昌五輪フィギュアスケートの男子FPが行われました。

なんといっても羽生結弦選手の金メダル！！4回転を2種類に抑えての勝負でした。

後半の4回転トウループが単独になるミスがあったものの気迫を感じる演技で見事五輪連覇！！

怪我をしてぶっつけの五輪で体力がどうとか試合勘がどうとか思っていましたが、軽々と想像を超えてこられました。なんと言うか人間としての覚悟が違う人な気がします。

そして宇野昌磨選手は初出場で銀メダル！！冒頭の4回転ループで転倒した時にはちょっと不安になりましたが、その後崩れることなく大きなミスをすることなくきちんとまとめての銀メダルでした。

ハビエル・フェルナンデスが銅メダルでしたが後半の4回転サルコウが2回転になってしまったのが致命的でした。しかし銅メダルを獲得できて個人的にもうれしいです。

上位3選手を見ると大きなミスはそれぞれ1つずつありました。

羽生選手は4回転トウループが単独に、宇野選手は冒頭の4回転ループで転倒、ハビエルは後半の4回転サルコウが2回転になりました。フィギュアスケートは完璧な演技と言うのはなかなかなく、ミスをしても最小限に抑えてそれ以降の演技をまとめるのが重要だと思います。宇野選手は冒頭で転倒したものの回りきっての転倒でした。その後はミスなく滑ったことが後半の点数が上がるところで4回転が2回転になったハビエル選手を僅差で上回ることにつながったのだと思います。

インタビューで宇野選手は「状況を把握していてパーフェクトなら金メダルかも、それが冒頭で転倒して笑えてきた。」「オリンピックもそれほど緊張しなかった。」と言うような内容を語っていました。これを聞いて今まで精神力が強いと思っていたのですが、ただ強いというわけではないような気がしてきました。強い、弱いという一般的に考えるベクトルとはまた違う次元の精神力の持ち主に思えてきました。これからも期待したいです。

昨日大失敗のネイサン・チェン選手は演技を生で見れませんでしたが五輪初の4回転ジャンプを6回挑戦5回成功でFPだけではトップ、羽生選手を約9点上回りました。昨日失敗したからこそのこのプログラム構成かもしれませんが、SPは大事だなと思い知り、そしてこの選手はやっぱり怖かったなと思いました。